「野球は楽しまないとダメ、苦しんでやるもんじゃない」/ 東筑 青野浩彦監督

毎年、国公立大学に約200人の合格者を出す、県内屈指の進学校ながら、春夏合わせて9度の甲子園出場を記録している、福岡県の東筑高校。

チームを指揮しているのは、選手時代に主将として甲子園出場へ導いた経験を持つ、OBの青野浩彦監督である。

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東筑のグランドは、他部と併用で使用するため、内野ほどのスペースしか確保できない日もあり、学業優先の校風から、完全下校の時間も決められており、練習環境は全くといって良いほど、恵まれていない。

そんな限られた環境を活かすためにも、青野監督は、「自主性」を尊重し、少ない練習量をどのように活用すれば結果が出るかを一人一人に考えさせ、見守る役目に徹している。

そのため、練習では、罰則で選手にプレッシャーをかけることや、理不尽なメニューを取り入れることも、合理性のない指導もしない。

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また、「高校野球を人間教育の場」と考えず、必要以上に躾をしたり、精神論を語ることもせず、最低限の指導をすると、後は野球の中から自然と人間性を学ばせている。

そして、甲子園や全国制覇などの目標に縛られることなく、練習で試行錯誤をし、試合で結果を出した際に得られる「達成感」や過程で得られる「充実感」から、野球の「楽しさ」を経験させてることを目的としている。

エンジョイベースボール」の東筑青野監督の采配に、今後も目が離せない。

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