「時代の流れで変えるものはあっていい」/ 津田学園 佐川竜朗監督

甲子園初出場後、一時期は甲子園から遠ざかるも、2010年代に入り再び力をつけ、19年には春夏連続出場を果たすなどの成績を残している、三重県の津田学園高校。

そんなチームを2008年から指揮しているのは、PL学園で甲子園出場経験や社会人野球でのプレー実績を持つ、佐川竜朗監督である。

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佐川監督は、「全員全力野球」のモットーを掲げ、全員で一つの目標に向かって、全力で取り組むことを大切に指導している。

中学生を積極的に勧誘しない津田学園ではあるが、入部希望者は全員入部させるため、部員数は多い時で70人前後にもなる。

そのため、チームを2つの班に分け、一人当たりの練習量が少なくならないようにし、効率よく練習を進めている。

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完全下校の時間が決められていることもあり、平日は原則3時間以内の練習時間ではあるが、「集中力が増す」とポジティブに捉え、レギュラーや控えに関係なく、全員で準備をし、全員で1秒1球を無駄にしない環境を作り出している。

そして、選手の意見や時代の変化にも柔軟に対応し、夏場は早朝と夕方に練習時間を変えたり、髪型の強制もしないなど、常に新しい取り組みを取り入れている。

自身の野球キャリアで得た価値観を押し付けるのではなく、選手たちを第一に考えた佐川監督の指導に、今後も目が離せない。

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