前任の清峰高校時代に全国制覇へ導いた実績を持つ、山梨学院を指揮する吉田洸二監督。
そんな吉田監督が結果を残せている最大の要因は、環境づくりの上手さにある。
吉田監督は、清峰高校の指導時代から、野球では強い身体を作ることが必要と考え、冬場を中心に多くのトレーニングを用意していた。
中でも、ランニングの際に丸太を抱えて、全身を鍛えるメニューは、過酷さから全国的に有名である。
しかし、指導者からの一方通行でノルマを課しては、効果が得られないことに加え、怪我にも繋がるとして全てを強制はしない。
もちろん、放任していては結果は出ないとして、サポートや見守ることは欠かさない。
そして苦戦している選手には前向きになる言葉を、手をぬこうとしている選手には厳しい言葉をかけるなどして背中を押している。
試合時にも同様に、不安やプレッシャーを感じ、本来の力を発揮できていない選手には、リラックスできるように声をかけている。
厳しい練習やしんどい試合を、楽しめるように工夫をこらす吉田監督に導かれ、山梨学院はこれからも躍進を続ける。
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