高校野球での敗戦は、悔しさはもちろん、自身やチームの力のなさを痛感するなど、一度に沢山の悲しい感情が訪れるため、思わず涙を流してしまう。
特に、最後の夏の大会で敗れることは、引退を意味することに加え、仲間と夢を追いかけることに終止符を打つことにもなるため、そうした辛さから思わず泣いてしまう。
だが、日々涙を流すほどの過酷な練習や努力を行っていれば、試合ではマイナスの感情や涙ではなく、笑顔で溢れる結果に出会えるものである。
そんな笑顔と試合後に巡り会えるように、毎日の練習では厳しさを持って指導をしているのは、横浜高校を指揮している、村田浩明監督である。
村田監督は、名門ゆえに野球の技術の高い選手たちが入部してくるが、伝統や名前だけでは高校野球は勝てないとして、基礎からキチンと指導を行っている。
しかし、厳しいだけでは選手たちとの心の距離が縮まらなかったり、上手く伝わらないため、時間をかけてコミュニケーションを図るといったことも意識している。
過去にとらわれず、現在のチームや選手たちと正面から向き合うスタイルで、甲子園の頂点で笑顔の花を咲かせることを目指す村田監督の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
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