野球というスポーツには奥深さがあるため、考えることをやめ、感覚だけに任せたり見切り発車で取り組んでいては、結果を残すことも、勝利を手にすることはできない。
目の前の一球には、ピンチやチャンスなど、あらゆる可能性が存在しており、考えて取り組んだ分だけたが、成果という形になって返ってくるものである。
そんな野球の本質を理解し、日頃から頭を使った野球を教えているのは、広島商業や如水館など、全国レベルのチームを指揮した実績を持つ、竹原高校の迫田穆成監督である。
迫田監督は、選手と指導者の両方で、全国制覇を筆頭に数々の実績を残しているが、いずれの場合も高い技術にだけ頼るのではなく、頭を使った作戦で結果を出していた。
小技を駆使した伝統の「広商野球」に加え、攻守ともに、練習で覚えさせた作戦を、試合状況や相手チームによって使い分けるスタイルは、全国の名将と称される指導者たちの憧れの野球でもある。
その一方で、時代の流れによって変わる、選手たちの気質を把握し、厳しく叱る方針から、褒めて伸ばすスタンスへ変えるなど、野球同様に指導方法についても考えることを続けている。
80歳という年齢を超えてもなお、漠然と取り組んだりのさ経験や勘に頼るのではなく、考える努力を続ける迫田監督の挑戦はまだまだ続く。
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「「1つ1つ考えてやらなきゃいけないのが野球」/ 如水館 迫田穆成監督」への1件のフィードバック