勝負事では相手の力の強さやスタイルに影響を受けてしまうと、ペースが崩されることになり、本来の力が発揮できなかったり空回りしてしまう。
特に強い相手の場合、独特のオーラや雰囲気、先入観や噂話などに翻弄されてしまうと、勝負する前から主導権を握られ、浮き足立った状態での戦いになり、結果的には大敗となってしまう。
しかし、どんな相手に対しても背伸びをしたり臆することのない冷静に向き合う自分を持つことができれば、勝負の行方はゲームセットになるまで分からない。
そうした考えを持ち彦根東を指揮している村中隆之監督は、技術だけでなく精神面もサポートする指導で、強豪校相手にも負けないチーム作りを行っている。
村中監督は、県内屈指の進学校であるチームでは勉強との両立が求められるため、練習時間は限られていることから、少ない練習量でも効果の高い努力をこなすよう伝えている。
もちろんそうした努力は、食事管理や睡眠時間の確保など、ベストのパフォーマンスが出せるための準備に加え、強豪校と練習試合を組み、緊張感のある試合に慣れることなど、技術面以外にも及ぶ。
このように、多岐にわたる準備と努力を武器とすることで、選手たちはどんな舞台でどんな相手であっても焦ることなく自分たちの試合運びができ、結果を残せるのだろう。
↓村中隆之監督の記事はこちら↓
「「強豪校が相手でも、背伸びをせず、等身大の自分たちで戦うこと」/ 彦根東 村中隆之監督」への1件のフィードバック