「ある程度厳しくする中で褒めることが子どもたちには良い」/ 鳴門 森脇稔監督

うずしお打線」の愛称で親しまれていた、強力打線を武器に1950年代に黄金期を築いた、徳島県の鳴門高校は、低迷期を乗り越え、2010年代に入り、再び甲子園常連校となっている。

 そんな、長きの間、甲子園から遠ざかっていた名門を、復活へと導いたのは、2007年に、2度目の鳴門高校の監督に就任した、森脇稔監督である。

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森脇監督は、1985年から10年ほど、鳴門高校で指揮を執っていたものの、部員数に対して、指導者の人数が少なく、選手たち全員に目が行き届かず、能力を引き出せなかった結果、甲子園出場を1度も果たせなかった。

そういった経験から、2度目の就任時からは、複数の指導者を迎え入れ、技術指導の全般を監督以外で行うというスタイルを確立した。

練習前に指導者だけでのミーティングを行い、練習の目的やゴールを全員で共有し、それらに向けてのプロセスは、各コーチに任せている。

そして、森脇監督自身は、練習を見ながら、選手の特性や性格などのあらゆる面を把握することだけに専念し、チームをまとめる仕事に徹している。

このような分業制度を利用したことで、公立高校の限られた練習環境でも、効率が良く、生産性の高い練習ができるようになったのだ。

また、かつてはグラウンド内では笑顔一つ見せないスタンスで厳しい指導を行っていたが、叱られなれていない今どきの選手たちに適するように、時折、褒めることも取り入れた。

もちろん、厳しい指導は継続しているが、周囲の気づかない僅かな成長を褒めたり、辛い時に冗談を言って励ますなど、やる気を切らさない工夫をしているのだ。

指導者も含めた組織力野球を武器に再び黄金期を迎えた鳴門高校が、2度目となる全国制覇を成し遂げる日は、近そうだ。

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