何かに挑戦する際には、どれだけ準備を重ねても、想定外の事態が発生し、ミスをしてしまうものである。
経験や歳を重ねても、一つとして同じ場面はないため、トラブルを防ぎきれないのは致し方ない。
しかし、ミスをなくすことはできなくとも、ミスを挽回する力を、日頃から養うことはできる。
臨機応変に対応するスキルや、非常時に動じないメンタルがあれば、どんな場面が訪れても、最小限のダメージで切り抜けられる。
そうした状況を踏まえ、沖縄尚学を指揮している比嘉公也監督は、対応力の高い選手を育てることを目指している。
比嘉監督は、選手時代に中心投手として、チームを沖縄県勢初の全国制覇へ導いた経験がある。
その際に、大舞台では、スキルやノウハウ以上に、何事にも冷静に対処する力がなければ勝てないことを学び、毎日の練習では、対応力を身につけさせている。
もちろん、トラブルが起きないように、準備をさせるが、どれだけ準備をしても、防ぎきれないことや想定外のことが起きるとして、準備に過信しないように伝えている。
ミスを防ぐための最善の準備と、ミスが起きた時の優れた対応力を武器に、沖縄尚学は、更なる飛躍を遂げる。
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」／ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」／ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」／ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」／ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」／ 九州国際大付 楠城徹監督
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