「『制約』をつけた中で、つまらない練習をきちっとやりこなすことが大事」/ 至学館 麻王義之監督

2005年の創部後着々と力をつけ、2011年に甲子園デビュー後は、県や地区の上位進出常連として成長を続けている、愛知県の至学館高校。

チームを創部と同時期から指揮しているのは、中京大中京OBで、明秀日立の監督なども務めた経歴を持つ、麻王義之監督である。

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創部から僅か6年というスピードで、激戦区愛知を制して甲子園出場を果たした至学館ではあるが、専用グランドがない中で部員数が100人を超えることもあるなど、練習環境は決して恵まれていない。

そこで麻生監督は、「思考破壊」というスローガンを掲げ、練習環境が限られているハンデをプラスにするよう伝えている。

場所と人数によって、一人当たりの練習量が少なくない状態でも、敢えて全員に同じ練習量と機会を与えて、レギュラー争いを活性化させたり、集中力を高めるなど利点を見出している。

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また、練習ができない際には作戦や戦術を座学形式で学ばせ、試合では100種類にも及ぶサインプレーを身につけさせるなど、知恵を最大限に絞り勝利を目指している。

そして、定期的に座禅を練習や試合前に取り入れ、ベストなパフォーマンスを発揮できるように心を整えるなど、できる限りの準備を整えて戦いに臨んでいる。

限られた環境に言い訳するのではなく、その環境を活かして強みに変える至学館の活躍に、今後も目が離せない。

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