「最善の準備をしてあげるところまでが指導者の仕事」/ 報徳学園 永田裕治監督

地元兵庫の名門、報徳学園を指揮して春夏合わせて20の勝ち星を甲子園で挙げた永田裕治監督の指導哲学には、「全員野球」という信念があった。

高校野球では、強豪校とも称されるチームは、能力の高い選手のみを選抜し、選りすぐりのメンバーでチーム作りを行うことが多い。

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「自信がつくくらい練習すればいい」/ 智弁学園 坂下翔馬選手

2019年の夏の甲子園で、初戦敗退ながらも一時は6点差を逆転する粘り強さを見せた、奈良県の智弁学園高校。

当時、主将を務めていたのは、攻守にわたり、気持ちを前面に出したプレーを見せ、背中とガッツでチームを引っ張っていた坂下翔馬選手である。

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「一人一人の限界は違うけど、限界の限界をいかに伸ばしてやるかが大事」/ 星稜 山下智茂監督

数々の名勝負を繰り広げながらも、後一歩のところで敗れていることから、山下智茂前監督は、「負ける度に有名になるチーム」と自身の指揮した星稜高校を言い表す。

監督就任当時は、県内ですら無名で、専用グランドもなく、部員も9人に満たない状態であったが、どこにも負けない情熱で北陸の野球を根本から変えていった。

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「マイナスの雰囲気を出して悩んでやるより、無我夢中になって楽しくやったほうが絶対にいい」/ 常葉大菊川 奈良間大己選手

2018年の夏の甲子園で、「ノーサイン野球」を武器に16強まで勝ち進んだ、静岡県の常葉大菊川高校。

当時、チームの主将を務めていたのは、静岡県大会で8割超える驚異的な打率を残し、甲子園でも攻守にわたる活躍を見せていた、奈良間大己選手である。

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「勝ったからこそ反省できることがたくさんある」/ 東海大相模 門馬敬治監督

高校野球界を代表する名監督、原貢氏を筆頭に数々の名指導者が育て上げだ東海大相模を、29歳の若さで引き継いだのが、OBの門馬敬治監督である。

選手時代には、主将を務めながら甲子園出場を果たせず、大学時代にも怪我に苦しめられ、思うような結果は残せなかった門馬監督

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「自分がイメージしてることを体で体現するということが大事」/ 横浜 増田珠選手

2017年の夏、激戦の神奈川を前年に続く大会最多本塁打を放つなどの圧倒的強さで連覇し、甲子園出場を果たした横浜高校

当時、チームの主軸を務めていたのは、広角に打ち分けるバッティングが持ち味で、高校通算33本塁打を放った増田珠選手である。

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「厳しい指導は即効性がありますが、そこから先が伸びなくなる」/ 履正社 岡田龍生監督

新たな時代の幕開けを予感させるかのように、令和最初の夏に全国制覇を成し遂げた、大阪府の履正社高校。

無名の弱小校時代から、チームを引っ張り続けてきた、岡田龍生監督にとっては、30年以上の苦労が報われた瞬間でもあった。

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「地道に続けていくことでメンタルが強くなる」/ 花咲徳栄 高橋昂也選手

2016年の甲子園に春夏連続出場し、選手権ではベスト16まで勝ち進んだ、埼玉県の花咲徳栄高校。

当時チームのエースを務めていたのは、最速152キロを誇り、「世代ナンバー1サウスポー」と称されていた、高橋昂也選手である。

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「嫌われると、どんな言葉も相手に届かなくなります」/ 学法石川 佐々木順一朗監督

勝利」というものを目標にせずとも、数々の好成績を残してきたのが、福島県の学法石川の指揮を執る、前仙台育英監督の佐々木順一朗氏である。

仙台育英時代には、監督就任から6年で東北勢として初のセンバツ準優勝を成し遂げるのなどの、黄金期を作るも、不祥事が発覚し、チームも5年間甲子園から遠ざかることとなった。

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