「野球は一人でやるスポーツじゃない」/ 東海大相模 小笠原慎之介選手

2015年の夏の甲子園で、45年ぶり2度目となる全国制覇を成し遂げた、神奈川県の東海大相模高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、決勝戦を完投し、打者としても勝ち越しとなる本塁打を放つ活躍で、優勝の立役者となった、小笠原慎之介選手である。

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「野球なんて1から10まで人に教えてもらって結果が出せるほど、甘いスポーツじゃない」/ 智弁学園 小坂将商監督

無冠の帝王」と称され続けていた母校の智弁学園を、2016年のセンバツ大会で優勝へと導き、チームの歴史を変えた、小坂将商監督

選手時代には夏の甲子園4強を経験し、大学、社会人でも名門に所属し、第一線でプレーしていた経歴を持つ小坂監督の実績を考慮すれば、就任10年目だの全国制覇は当然の結果だと思われることが多い。

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「三振の数を取るよりも、ゼロで抑えることが大事」/ 前橋育英 高橋光成選手

2013年の夏の甲子園で、初出場初優勝の快挙を成し遂げた、群馬県の前橋育英高校。

当時、2年生エースとして全6試合50イニングに登板し、防御率0.36という安定した投球内容で、優勝投手となったのが、高橋光成選手である。

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「高校野球は教育があって、次に勝負や結果だと思っています」/ 健大高崎 青柳博文監督

2010年代の高校野球に、「機動破壊」という新たな戦略で旋風を起こし、健大高崎の名を全国に広めたのが、青柳博文監督である。

青柳監督の野球は、1つ先の塁を狙うためだけでなく、相手のバッテリーや守備にまでプレッシャーをかける走塁を武器としているが、就任当初に目指していたチーム像は全く異なるものであった。

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「高校野球って甲子園が目標じゃなくても僕は良いと思っている」/ 瀬戸内 山岡泰輔選手

2013年の夏の広島県大会決勝で、延長15回引き分け再試合を制して、13年ぶりの甲子園出場を果たした、瀬戸内高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、最速147キロのストレートを武器に相手打線を抑え、大会注目右腕として、全国から期待されていた山岡泰輔選手である。

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「貢献の仕方というのは試合に出るだけじゃない」/ 花咲徳栄 岩井隆監督

埼玉県勢初の夏の甲子園での全国制覇を成し遂げた、花咲徳栄の強さの秘訣は、岩井隆監督の指導スタイルにあった。

岩井監督は、前監督の急逝を受け監督代行という肩書きからチームを指揮する立場となったこともあり、就任当初は結果にだけこだわり、選手や理論などを一切無視した指導であった。

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「一人の力では絶対に勝てないし、みんなで力を合わせないと上は目指せない」/ 二松学舎大付 鈴木誠也選手

2012年の夏の東東京大会で、優勝候補に挙げられながらも、準決勝で後の優勝校相手に涙をのんだ二松学舎大付属高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、打者としても高校通算43本塁打を記録するなど、二刀流の活躍を見せていた、鈴木誠也選手である。

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「学校のグラウンドに甲子園への切符が落ちとる」/ 済美 上甲正典監督

厳しい指導が注目されると、怖さだけが認識され、優しさや笑顔は作りものと批判されることが多いが、ほとんどの指導者が、怒っている時の方が演技なのだろう。

それを象徴するのが、宇和島東済美の両校でセンバツ甲子園初出場初優勝へ導くなどの功績を残してきた、上甲正典監督である。

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「上手くなるには、自分で数をこなしていくこと」/ 習志野 宮内和也選手

2011年の夏の甲子園に、春の関東大会王者として出場し、周囲からマークされながらも、8強に進出した千葉県の習志野高校。

当時、チームの主将を務めていたのは、俊足好打の1番打者として攻守に渡る活躍で、プレーでもチームを引っ張っていた宮内和也選手である。

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