どれだけ好きなことや楽しいことであっても、マイナスの要素が見えてしまうと、不安や不満を感じてしまい、物事が前に進まなくなることはある。
また、それによって一度モチベーションを失うと、再び取り戻すことは難しいことに加え、簡単には切り替えるということができない場合が多い。
野球の試合であれば、味方のミスや天候の変化など、突然のアクシデントが該当し、これらによって本来の力が発揮できずに敗れるといったこともある。
しかし、何事に対しても発想を転換すれば、マイナスをプラスに捉えることができるとして、天理高校を指揮する中村良二監督は、日頃からポジティブに考えるように伝えている。
例えば、練習が雨でグラウンドが使えない日が一年のうちに何度もあるが、敢えて早めに室内練習に切り替える判断を行いできることを探す。
室内練習では、一つ一つの動きにスポットを当てやすく時間も割けるため、基礎や基本を身につけたり復習するチャンスと考させ、選手たちのやる気を奪わない。
事実に対して上手く向き合わせ、新たな選択肢があることを伝え、普段からトラブルと上手く付き合う練習をしている、中村監督の天理高校に不可能はないのかもしれない。
↓中村良二監督の記事はこちら↓
「「雨だからできないのではなく、雨だからこそやれる練習がある」/ 天理 中村良二監督」への1件のフィードバック