「責任を持たせる行動も勉強させたい」/ 天理 中村良二監督

春夏合わせて3度の全国制覇、70を超える甲子園での勝ち星を記録している、天理高校。

そんな、名門校を指揮しているのが、選手時代に、主将として天理全国制覇を経験している、中村良二監督である。

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中村監督は、天理高校には野球推薦ではなく一般生として入学したものの、努力を重ね、リーダーシップを発揮し、3年時には日本一のキャプテンとなった。

卒業後は、プロ野球選手として数々の実績を残すと、引退後には中学野球や大学のコーチ・監督などで指導者として活動していた。

野球での様々な活動経験のある、中村監督の指導は、「自由の中で自主性を教える」スタイルである。

自身の高校時代には、選手から監督への意見を述べれる環境があり、自然と考える力や責任感が身についた経験があるため、伝統として受け継いでいる。

グランドでは、滅多に褒めることはせず、大声で指摘をすることもあるが、意見の押しつけはしない

選手たちには答えへの「ヒント」を伝えるが、その過程である練習や行動には、余程の間違いがなければ、訂正せず見守っている。

言いなりに動くのではなく、考えて動くようになる選手には自然と、「責任感」が生まれるのである。

そのため、試合では監督はほとんど指示を出さず、選手たちが日々培った「感覚」を最大限に発揮し、選手中心にのびのび野球を繰り広げている。

また、練習では、コーチが細かく指導の役割分担をし、選手の感覚を良い方向に伸ばすため、監督は全体を見て助言をする程度である。

専門的な指導も全て監督が担うと、効率も質も下がるため、練習の意図や理由については尋ねるが、基本的にはコーチには余計な口出しをせず、責任だけを取るのが中村監督流である。

選手が中心ではあるが、監督やコーチなども含めた、全てのメンバーでチームを作るようにしているのだ。

そして、プロ野球選手は、能力の高さではなく、基本に忠実な人が結果を残していることを間近で見ていた中村監督は、「基本」の徹底を行っている。

一度に全てを伝えても、基礎は身につかないため、一つ一つの動作をじっくり時間をかけ、丁寧に解説している。

中村監督と選手たちは天理史上4度目の全国制覇を目標にしながらも、伝統の天理らしさである、「自己責任が持てるチーム」も目指している。 

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