「勝てるチームじゃなく、負けないチームをつくる」/ 東海大相模 山村崇嘉選手

2020年の夏に行われた、選手権予選の代替大会を制し、前年の春季県大会からの4季連続優勝に加え、連勝記録を29に伸ばした、東海大相模高校。

当時、チームの主将を務めていたのは、高校通算49本塁打のスラッガーとして中軸を担い、全国から注目を集めていた、山村崇嘉選手である。

山村選手は、小学1年時から野球を始めると、中学時代には硬式野球のチームのエースで4番と活躍し、日本代表に選出され、アジア大会にも出場した。

東海大相模に進学後は、1年春から背番号20でベンチ入りを果たすと、初出場した試合でフェンス直撃の二塁打を放つなど活躍を見せた。

続く秋以降は主に4番一塁手として試合に出場し、翌年の夏には甲子園出場にも貢献し、新チームからは主将も担い、更なる活躍が期待されていた。

しかし、秋の大会では県大会を制するも、優勝候補として臨んだ関東大会では、連携やエラーなどの小さなミスが続き、準決勝で涙をのむこととなった。

敗戦から冬以降は、山村選手を中心に、練習時の一つのミスに対してプレーを中断し、防ぎ方や原因についてを話し合うなど、負ける可能性をゼロに近づける努力を重ねた。

その結果、最後の夏にはコロナ禍で練習量が足りない状態で挑んだものの、努力の成果が発揮され県大会を制覇すると、山村選手自身も攻守に活躍を見せ、優勝に貢献したのであった。

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