「脅迫的な怒りは子どもの思考を停止させ、成長を止めてしまう」／浦和学院森大監督

センバツ大会の優勝を筆頭に、甲子園で数々の好成績を残し続けている、埼玉県の強豪、浦和学院。

また、県や地区大会においても、上位進出の常連校であることから、その知名度は高く、大会毎に注目が集まる。

そんな浦和学院を指揮しているのは、父でもある名将、森士監督からバトンを引き継いた、森大監督である。

森監督は、選手時代に父親の指導を受け、甲子園出場を果たした経験があり、チームの伝統は誰よりも理解している。

しかし、父親のやり方全てを継承するのではなく、良い部分は引き継ぎ、時代や自分に合わないものは排除するようにした。

例えば、チームの名物となっていた早朝からスタートする朝練は、選手たちに過度なストレスを与えるリスクがあるだけでなく、睡眠や休養の妨げとなり、怪我につながるとして廃止した。

また、父のようなカリスマ性がないとして、自らが先頭に立って厳しい言葉を発するのでなく、選手たちと一緒に歩むスタイルを確立した。

必要以上に叱ることやめたことで、選手たちは失敗を恐れず、積極的なチャレンジができるなど、プラスに働くことも多かった。

その結果、初めての甲子園で、いきなり4強進出を果たすなど、素晴らしい初陣を飾ったのであった。

コメントを残す

コメントを残す コメントをキャンセル