春夏合わせて3度の全国制覇を誇る、名門日大三高。
チームを指揮しているのは、夏の甲子園で二度の全国制覇に導いた名将小倉全由監督である。
人目をはばからず、喜怒哀楽を表に出すことで、選手たちからの信頼は厚く「監督さん」と慕われている。
そんな小倉監督は練習量を重視している。
近年、高校野球界は量より質という考えが主流となり、効率重視の練習を行うチームが増えている。
しかし、マイナス面や効率の悪さを覚悟の上で、練習量を減らすことはしない。
「やったらうまくなるし、やんなかったらうまくなんない。そのどっちかじゃないですか。だったら一生懸命やろうよ。」と語り、日々選手たちと共に汗を流す。
その証拠に、激戦区東京にいながら、2年に1度以上の驚異的なペースで甲子園へチームを導いている。
小倉監督の教え子たちが卒業後、活躍しているのも、練習量の大切さを物語っている。
練習量の多さが、日大三高の強さと選手たちを支えているのだろう。