「目標がぶれないことが大事だと思います」/ 早稲田実 斎藤佑樹選手

2006年の夏の甲子園で、駒大苫小牧との決勝戦引き分け再試合を制した早稲田実業

そんな「都の名門」を選手権初優勝へと導いたのが、1大会で史上最多となる69イニング、948球を投げ抜いたエースの斎藤佑樹選手である。

早稲田実業の記事はこちら。

栄光とは裏腹に、入学当初は「文武両道」を掲げる早実のスタイルに馴染めず、勉強でも苦労を強いられ、朝から補習に参加する日も珍しくなかった。

また、野球では、優勝の一年前の夏には西東京大会でコールド負けを喫するなど、決して簡単な道ではなかった。

そこで、外角を中心とした投球ではなく、内角を攻める強気の投球スタイルへと変更を決意し、投球練習を繰り返し、時にはOBからフォームのアドバイスを貰いながら成長を目指していった。

チームメイトに打席に立ってもらい行う投球練習では、死球を当てることもあったが、斎藤選手の成長を信じて全員が協力して行っていった。

勉強や投球練習などは、1人でできることではあるが、助け合い、支え合いながら取り組むことで、チーム力の成長という成果も得られたのだろう。

決勝戦の再試合を含む斎藤選手の活躍は、チームメイトをはじめとする、全ての人の力があっての結果だったのだろう。

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