「甲子園より大事なものを見つけるように言ってます」/ 近江 多賀章仁監督

2001年夏の甲子園で、県勢最高記録となる、準優勝を成し遂げた、滋賀県の近江高校

そんな名門を1989年から指揮しているのは、学校の副校長も務めている、龍谷大平安OBの、多賀章仁監督である。

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多賀監督は、選手に適したチーム作りを行う一方で、辛抱強さ我慢強さの大切さなどの精神面の指導は、就任当時から変わらず続けている。

試合には、相手チームや観客だけでなく、気候や体調などもプレーに影響を与えるが、それらの感情に身を任せていては、自身の力を発揮できなかったり、力が空回りすることもあるため、冷静な気持ちでプレーに集中することを求めている。

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また、「目配り、気配り、心配り」というフレーズも就任当初から繰り返し使い、選手たちに心にゆとりを持つことを伝えている。

一球や一振りに集中することは大切ではあるが、目の前のことだけにとらわれるのではなく、仲間や試合の流れなどにも視野を広げることも指導している。

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そして、「甲子園」や「勝利」といった、目標にとらわれることなく、高校野球で野球を通して野球以外のことも学ばせている。

多賀監督に心身共に鍛えられた、滋賀県を象徴する「琵琶湖」の青さをモチーフとした、「近江ブルー」と称されるユニフォームを身にまとった選手たちが、全国の頂点に立つ日は遠くないだろう。

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