「ピンチの時もいつでも笑っていよう」/ 京都外大西 寺本一貴選手

2005年の夏の甲子園で、勇退を表明して臨んだ三原新二郎監督に導かれ、準優勝を果たした京都外大西高校。

そんなチームで、2年時から甲子園を経験し、攻守に渡って準優勝に大きく貢献したのが、寺本一貴選手である。

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寺本選手は、2年時の甲子園で初戦突破を経験していたこともあり、2度目となった3年夏の 甲子園では、全国制覇を目指していた。

徹底して鍛え上げられた「守備力」の武器と、三原監督の引退への「感謝への想い」を原動力に、甲子園に順長に勝ち進んだ京都外大西

しかし、2回戦では、寺本選手の失策がきっかけで5回に4失点を喫し、8回には6点差をつけられる苦しい展開で、監督すらも勝利を諦める状況にまで追い込まれていた。

それでも、3年間苦楽を共にしたスタンドの仲間へ執念を見せようと、全員で逆境にも笑顔を絶やすことなく、諦めムードを一切出さなかった。

2死ながらも満塁と攻めると、連打で1点差に詰め寄り、最後は寺本選手のタイムリーで試合を振り出しに戻し、最終回には勝ち越しを決め、昨年敗れた2回戦を突破し16強入りを果たした。

日々の苦しい練習でも「笑顔」を絶やさない寺本選手は、後輩からも憧れの眼差しで尊敬される存在であったが、その「笑顔」こそが、大逆転と準優勝を支えていたのだろう。

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