「選手達を知るというところから始めています」/ 盛岡大附 関口清治監督

近年、甲子園や神宮大会で上位進出を続ける東北勢。

そんな東北勢で2010年代に入り甲子園初勝利から一気に強豪校として認識されているのが、岩手県の盛岡大附属高校である。

かつては、甲子園出場は県内トップレベルも、甲子園1勝の壁に9大会連続で阻まれていた。

しかし、2013年のセンバツで初勝利を挙げると甲子園での勝ち星も増え、2017年はセンバツ選手権共に8強まで進出するなど、活躍を続けている。

センバツ高校野球の記事はこちら。

そんなチームを指揮しているのは、関口清治監督である。

関口清治監督の記事はこちら。

シーズン中は週5で打撃練習を行い、「ゴロを打つ」という高校野球の常識にとらわれず、ゴロやフライに関係なく、強い打球を選手たちに求め、毎年強打のチームを作り上げている。

盛岡大附は強打のイメージが定着しているが、関口監督は、打力は守備を補うためのもであると考え、軸となる守備の練習を重視している。

それは、2003年の春夏連続出場時には、11個のエラーが原因でいずれも初戦敗退を経験し、守れなければ勝てないという、甲子園の難しさを学んだからであった。 

攻守ともに磨きをかける中でも、関口監督は怒らずに任せる部分は選手たちに任せ、失敗やミスに対して教えながら軌道修正をさせる指導をして、選手たちの自立も目指している。

そして、選手の性格や特性などをグランドや寮、学校生活といった様々な面から把握し、メンバー決めや采配に活かし、自立を最大限発揮できる環境づくりを行なっているのだ。

平成最後の7年間で10の勝ち星を甲子園で残した盛岡大附は、更なる躍進と東北勢初の甲子園優勝を目指している。

盛岡大附属の記事はこちら。

【関連】 花巻東の記事はこちら。

「「選手達を知るというところから始めています」/ 盛岡大附 関口清治監督」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です