30年近く甲子園から遠ざかっていたものの、近年復活を果たした大分の強豪、藤蔭高校。
そんな復活劇の裏には、部長としてもチームを支えていた経験を持つ、竹下大雅監督の存在があった。
竹下監督は、選手時代に甲子園出場を果たした自身の経験から、部長時代から全国に出るためのノウハウを伝えるようにしている。
中でも、強い人間になることが、野球に成果や成長をもたらすことを教えたことで、チームはレベルアップすると、甲子園出場も果たした。
しかし、翌年の冬には前任の監督が病により退く不測の事態により、急遽監督に就任するなど、チーム全体をまとめることも求められるようになった。
甲子園出場経験のある選手がチームに残っていたことに加え、前年王者の肩書きもあり、負けられないプレッシャーは計り知れなかった。
それでも、野球だけに専念するのではなく、チームの伝統である礼儀作法を重視するスタイルを継承し、横着することなく指導を続けた。
その結果、チームは夏の県大会連覇を果たし、見事2年連続の甲子園への切符を掴んだのであった。
若さから溢れる野球と教育の両方に対する情熱を持つ、竹下監督指揮する藤蔭から、今後も目が離せない。
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