2008年の夏の甲子園で、フルスイング野球を軸に5試合で35得点を挙げて、準優勝を成し遂げた、静岡県の常葉菊川。
当時、2番セカンドとして、攻守にわたる活躍を見せ、チームを支えていたのが、町田友潤選手である。
町田選手の鉄壁の守りは、多くの野球ファンから「史上最高のセカンド」と評され、野球中継では、「セカンドに打ってしまえば望みはありません!」と、実況をも納得させてしまうほどのパフォーマンスであった。
しかし、鉄壁の守りは、持って生まれた才能ではなく、努力によって身につけられたものであった。
1年生の秋の地方大会で、7失策を記録してしまったことから、練習時間の半分以上をノックに費やし、基礎基本を徹底していった。
また、チームメイトが打撃練習をしている際に、守備につき、「生きた打球」を捕球するなど、常に実践を意識していた。
そして、ミスの可能性を減らすためにも、守備の練習だけでなく、グランドの整備の仕方や、イレギュラーを防ぐ土のならし方なども、「準備」の一環として身につけていった。
迎えた最後の夏の甲子園では、準々決勝と準決勝の2試合で、ダブルプレー5つを含む、19個のアウトをとる活躍で、チームのピンチを何度も救った。
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