「警戒されても打つのが、本当のすごい打者だと思う」/ 山梨学院 野村健太選手

2019年の甲子園に春夏連続出場し、センバツではベスト16入りを、選手権には県大会4連覇を果たした山梨学院

当時、チームの中軸を担っていたのは、甲子園での3本を含む高校通算53本塁打を記録し、「山梨のデスパイネ」と称されていた、野村健太選手である。

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野村選手は、小学3年時から硬式野球をはじめると、中学時代のシニアチームでは、打者ではなく主に投手や野手としても活躍していた。

そんな実績やより高いレベルでの野球を目指したこと、センバツ優勝へ導いた実績を持つ吉田洸二監督に憧れたことから、山梨学院へと進学した。

山梨学院に入学当初は、ランメニューやウエイトトレーニングなどを積極的に行ったことで、余分な体重を落とすことに成功し、体のキレという新たな武器も手に入れた。

やがて、1年秋からベンチ入りを果たすと、翌年の夏には外野手のレギュラーとして試合に出場し、県大会優勝にも貢献すると、甲子園でも本塁打を記録した。

秋以降の新チームでは、主に4番打者を任されることになった野村選手は、更なる進化を目指し、フォームの修正を行ったり、それまでになかった、積極性なども身につけていった。

迎えた3年のセンバツでは、警戒されながらも、初戦で2本塁打を放ちチームを勝利へ導くと、怪我もある中臨んだ夏の甲子園では、3安打を記録し、聖地にその名を残したのであった。

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