平成6年の初出場以降、甲子園常連校として、注目を集めている山梨学院高校。
そんなチームを2014年から指揮しているのは、長崎県の清峰高校を全国制覇に導いた実績を持つ、吉田洸二監督である。
吉田監督は、清峰の監督時代からの「トレーニング」を重視した指導を、山梨学院でも引き継ぎ、毎年しチーム作りを行っている。
夏場の暑さや甲子園での連戦では、小手先の力より、乗り越えられるだけの体力が必要と考え、野球のスタイルは変えるものの、トレーニングの量を落とすことはしない。
冬場には、トレーニングを中心とした合宿を行い、野球の練習後に登山をで身体を追い込むなど、敢えて厳しい状況を作り、体力と精神力を同時に鍛えさせている。
監督や指導者からの一方的な指示でのトレーニングでは、モチベーションが上がらなかったり、集中力が続かず怪我に繋がるリスクもあるため、吉田監督は、「何のため」のトレーニングかを明確に伝え、練習に取り入れている。
一人一人に目標を自覚させ、全員に同じノルマを課すのではなく、選手の長所を引き出しながら、ギリギリのメニューを考え、メンタルの強化も自然と行っている。
苦しい場面を乗切る体力と精神力を身につけた山梨学院の選手たちが、甲子園を制する日は近そうだ。
「「監督がドタバタすれば、それは選手にも伝わる」/ 山梨学院 吉田洸二監督」への1件のフィードバック