激戦区の神奈川県で毎年上位進出をし、春夏二度ずつ甲子園制覇を成し遂げている名門、東海大相模高校。
そんなチームを1999年から指揮をとり、20年間で3度の甲子園制覇へ導いた実績を残しているのが、 OBの門馬敬治監督である。
門馬監督は、就任後から選手と指導者の関係や立場を重視した指導で、チーム作りを行っている。
社会や甲子園で活躍している人々が、自ら考えて行動できる、「自立」した状態であることから、野球だけでなく、人としての成長をさせることも必要と考え、「自立」した選手を育てることも目指している。
そこで、選手それぞれが、違った考えや価値観を持っていることを考慮し、指導者が型に嵌めたり、指導者の都合だけで否定をしないように心がけている。
また、選手の意見や考えを尊重し、会話をしながら意見交換をし、修正やアドバイスをし、良い部分は出来るだけ引き出すような指導を行うと同時に、選手に考えさせる癖もつけている。
選手たちの意思をできる限り取り入れ上達させることで、「やる気」も自然と生まれるなど、「対話型の指導」の効果は絶大であった。
選手たちの持っている能力を、潰すことなく引き出す「対話型の指導」が、東海大相模の強さの秘訣なのだろう。
「「『教える』という命令型の指導ではなく、会話をしながら『引き出す』」/ 東海大相模 門馬敬治監督」への1件のフィードバック