九州地区の高校野球の歴史を作ってきたと言っても過言ではない、歴史と実績を兼ね備えている熊本工業高校。
県だけでなく、地区トップの甲子園出場回数と勝利数、プロ野球選手輩出数を記録として残している。
また、甲子園でも準優勝を3回経験するなど、公立校ながら全国レベルの力を持っている。
そんなチームを率いてるのが2014年秋に就任したOBでもある、安田健吾監督だ。
熊本工の伝統を引き継ぎながら、新たな歴史を作ろうとしている。
監督の指導方針は、「基礎、基本」を重要にしたものである。
全国レベルのチームでありながらも、練習はシンプルであり、「基礎を疎かにしてはいけない」というスタイルで行っている。
そして、ミスや負けが続いた際に、投げ方、捕球、バッティングなど全て原点である「基礎」や「基本」を見直せるように、細かく指導している。
さらに、選手達が自ら原点回帰に気づけるように、受け身ではなく、主体的に「基礎」、「基本」を学び復習するようにも指導もしている。