「相手を出し抜くには、自らの気づきと知恵が必要なんです」/ 高松商 長尾健司監督

「四国四商」の一角として、徳島商松山商高知商、と共に野球王国四国を牽引している伝統校、高松商業

記念すべき第1回センバツ大会の制覇も含め、春夏甲子園4度の優勝を経験し、甲子園出場回数は、春夏合わせて40回以上など、数々の記録を残している。

そんな伝統校も平成8年を最後に20年間甲子園から遠ざかっていた。

しかし、2015年の神宮大会を制し、2016年のセンバツに出場を果たすと準優勝を成し遂げ復活を果たした。

そんな名門の復活の立役者となったのが、現在チームを指揮する長尾健司監督である。

低迷しつつあったチームを、就任から約2年でセンバツ準優勝まで導いた名指導者である。

長尾健司監督の記事はこちら。

長尾監督は、野球の技術はもちろんであるが、人間としての部分重視してを指導している。

挨拶、規則・マナーの遵守やキビキビ動くなど野球以外の、忘れかけられていた伝統をよみがえらせたのである。

また、限られた練習環境で最大限成長させるために、「効率」を重視し、練習を行なっている。

部員数は多いこともマイナスにとらえず、全員同じ練習をさせてチーム内の競争をさせたり、チームの結束力の強化に活かすなど工夫を凝らしている。

そして、より高いレベルでの試合の際に必要となる「思考力」を強化するためにも、「自主性」を導入している。

時には、その「自主性」の課題克服のための機会として、敢えてレギュラー選手をベンチにし、試合を客観視させることもしている。

効率」と「自主性」の新たな伝統が加わった名門が、新たな令和の時代にも躍進を続けそうだ。

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