「空は曇っていても、 太陽がなくなったわけじゃない」 / 秀岳館 鍛冶舎巧監督

2003年の夏の甲子園で初出場にし、その年のセンバツ覇者である常総学院を敗り全国から注目を集めた、熊本県の秀岳館高校。

その後は約10年のブランクを乗り越え、16年から4季連続で甲子園に出場し16年センバツからは3季連続4強に進出するなど、驚異的な記録を残した。

そんな秀岳館を強豪に育て上げたのが、長年NHKの野球解説者として、ファンから親しまれていた鍛治舎巧監督である。

続きを読む

「ないことを嘆くのではなく、あるものを探すんです」/ 彦根東 村中隆之監督

近年高校野球界において、近畿勢で急速なレベルアップしている滋賀県。

甲子園初勝利は、近畿勢の中で最も遅かったものの、90回記念のセンバツ大会では、県勢から3校甲子園に出場するなどレベルの高さを全国に知らしめている。

そんな滋賀県で2009年のセンバツで21世紀枠として初出場し、その後甲子園にコンスタントに出場するようになったのが彦根東である。

進学校でありながらも近畿圏だけでなく、全国から注目を浴びている公立高校である。

甲子園でも、17年選手権、18年センバツは2季連続出場し、いずれも初戦突破するなど実績も残し始めている。

そんな、チームを指揮するのは、村中隆之監督である。

続きを読む

「刺激のある練習に志高く励んでほしいです」/ 金足農業 中泉一豊監督

高校野球の記念すべき第1回大会と100回大会で決勝進出を果たした、秋田県勢。

そんな秋田県勢で100回大会に、優勝候補を次々と撃破して、夏の主役に躍り出たのが金足農業である。

金足農業は、昭和3年創立の伝統ある公立の強豪校である。

夏の選手権では、1984年に初出場時に四強、95年には8強に進出し、18年夏には準優勝を成し遂げている。

そんな金足農業を指揮するのは、中泉一豊監督である。

続きを読む

「甲子園は挑戦者として臨む」 / 札幌大谷 船尾隆広監督

2009年に創部し、18年秋の神宮大会全国制覇を成し遂げた北海道の新興勢力、札幌大谷

創部から10年で初出場を果たした19年のセンバツでは、初勝利を挙げた。

そんなチームを指揮しているのが、船尾隆広監督である。

続きを読む

「野球部員である前に高校生たれ」/ 福井工大福井 大須賀康浩監督

近年「雪のハンデ」を感じさせない野球で、甲子園でも上位進出を続ける北陸勢。

そんな北陸勢で唯一の優勝経験のある福井県は参加校は少ないものの、ハイレベルなチームが多数存在する。

その福井県で安定した成績を残し、全国から注目を集めているのが、福井工大福井である。

初出場で16強進出や、2017年のセンバツでは、健大高崎高校と延長15回引き分け再試合の熱戦を繰り広げたりと、記録や記憶を残しているチームである。

福井工大福井を全国で勝てるチームに育て上げたのが、前監督の大須賀康浩監督である。

続きを読む

「私生活をちゃんとすることで野球の技術が上がる」/ 京都成章 松井常夫監督

1998年の夏の甲子園で、準優勝を成し遂げ、その名を全国に広めた名門、京都成章高校。

夏の甲子園には19年遠ざかっていたが、2017年夏に出場し、名門の復活を果たした。

チームを指揮しているのは、京都成章を一から作り上げた松井常夫監督である。

続きを読む

「最後の最後まで競争し、勝負して欲しい」/ 東北 我妻敏監督

100回の挑戦で成し遂げられなかった東北勢の悲願である甲子園制覇の夢。

そんな東北勢の中で最もトップの甲子園で勝ち星を挙げているの宮城県である。

その宮城を代表する名門で、甲子園優勝まであと一歩とせまった経験を持つのが東北高校である。

東北高校は、昭和5年の初出場以降春夏合わせて40回の甲子園出場を誇り、夏の甲子園で準優勝の経験もある。

創部110年を超える歴史もあり、プロ野球選手を多数輩出している高校野球界では有名な学校である。

そんな名門を指揮していたのは、東北高校のOBでもあり甲子園出場経験もある我妻敏監督である。

続きを読む

「代が代われば選手が変わり、チームカラーが変わる」/ 東福岡 下野輝章監督

南の激戦区福岡県は、ファンからは「群雄割拠の福岡」と毎年注目を浴びている。

特に平成の時代は、連続出場がたったの2回と、レベルの高さを物語っている。

そんな福岡で選手権を1998年、99年連覇したのが東福岡高校だ。

甲子園出場回数は少ないものの、秋の神宮大会制覇経験もあるなど、全国レベルの強豪校である。

チームを指揮するのは、選手として東福岡でエースとして神宮制覇に貢献した経験を持つ下野輝章監督である。

続きを読む

「指示通りのことを徹底するだけでは、この爆発力は生まれない」/ 富山第一 黒田学監督

高校野球100回の選手権の歴史で勝ち星は28と全国的に見ても少ない富山県勢。

しかし、近年は北陸勢の最大の敵である雪のハンディを感じさせない戦いを繰り広げている。

甲子園でも上位進出を果たし、選手権では4度の16強進出(そのうち1回は8強進出)するなど、全国レベルに対応しつつある。

そんな富山県の中で近年力をつけているのが、富山第一高校である。

チームを指揮するのは、富山出身の黒田学監督である。

続きを読む