「空は曇っていても、 太陽がなくなったわけじゃない」 / 秀岳館 鍛冶舎巧監督

2003年の夏の甲子園で初出場にし、その年のセンバツ覇者である常総学院を敗り全国から注目を集めた、熊本県の秀岳館高校。

その後は約10年のブランクを乗り越え、16年から4季連続で甲子園に出場し16年センバツからは3季連続4強に進出するなど、驚異的な記録を残した。

そんな秀岳館を強豪に育て上げたのが、長年NHKの野球解説者として、ファンから親しまれていた鍛治舎巧監督である。

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2014年に就任すると、「3年で日本一」の目標を掲げ、全国トップレベルのチームを作り上げた。

2018年からは、母校の県岐阜商の監督に就任し名門の復活と再建を目指している。

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そんな鍛冶舎監督は、他人比較ではなく、過去の自分と比較するように指導し個々のレベルアップをおこなった。

過去の自分との比較は、他人と比較されることでやる気をなくしたり失敗を恐れる現代の選手たちに適した指導であった。

他にも、「練習は日常生活にあり」という指導も取り入れ、学校や家庭・寮生活などにもチームのルールを作ったり、地域からも応援されるチーム作りにも力を入れていた。

また、技術の指導では、複数投手による継投や、ノーステップ打法を導入したり、従来の高校野球にはない采配や指導で、レベルアップを目指していた。

秀岳館では、全国制覇を果たせなかったが、高校野球界に一石を投じた鍛治舎監督の采配には、今後も注目だ。

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