2007年のセンバツに、前年の秋の関東王者として出場しベスト16まで勝ち進んだ、千葉経大附属高校。
そんなチームの投打の柱として活躍していたのが、投げては140キロ近くの球速を記録し、打っては高校通算49本塁打の数字を残した、丸佳浩選手である。
丸選手は、自身の中学時代に急速に力をつけつつあった、千葉経大付属の松本監督に持ち前の身体能力の高さを評価され、「一緒に甲子園を目指そう」という誘いで進学を決めたのであった。
中学時代は、軟式野球をしていたこともあり、入部して間もない頃は、硬式野球への対応に苦戦をしていた。
それでも、経験不足を「伸びしろ」と考え、上級生にも負けない練習と努力を続け、2年の夏にはレギュラーとして甲子園出場を果たした。
甲子園では大嶺祐太選手擁する八重山商工に敗れるも、好投手を相手に接戦を繰り広げ、自身も安打を放ったことを自信に、新チームでは「全国制覇」という高い目標を掲げるようになっていった。
秋の新チームでは、精神力と肩の強さを評価され投手を任されると、急速な成長を遂げエースとしてもチームを引っ張る存在になっていった。
迎えた2年秋と3年春の関東大会では連覇の立役者となり、3年生のセンバツではチームをベスト16へ導くなど、数々の記録と記憶を残したのであった。
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