「人生最後の試合になってもいいと思いました」/ 花巻東 菊池雄星選手

2009年のセンバツ大会で、東北勢初の甲子園制覇にあと一歩及ばず、涙をのんだ岩手県の花巻東高校。

そんな当時の花巻東を支えていたのが、世代最強左腕として全国から注目を集めていた、エースの菊池雄星選手である。

花巻東高校の記事はこちら。

夏の甲子園では、最速154キロを記録するなど、前評判通りの活躍で、岩手県勢90年ぶりの4強にチームを導いたことから、多くのファンは東北勢初の優勝を期待していた。

しかし、地方大会からの疲労はピークに達していたことに加え、「背筋痛」を準々決勝で悪化させたこともあり、菊池投手は満身創痍の状態であった(後に肋骨の骨折と判明)。

準決勝では、呼吸することにも激痛を感じるほどの状態であったが、チームが劣勢の状態ではマウンドに上がり、納得のいく投球ができない中でも、ベストを尽くした。

終わってみれば、10点差をつけられた大敗で、僅か11球で降板という結果ではあったが、苦楽を共にした仲間のために、自分を犠牲にして闘った姿に多くのファンが感動し、甲子園を去る際には、大きな拍手で送り出されていった。

最高の仲間と過ごした菊池選手の夏は、最高の結果で終わりを迎えることはできなかったが、最高の夏になったことだろう。

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