野球というスポーツは団体競技であるため、例えどれだけ個人の力が優れていても、全員が一つになり力を合わせなければ結果は出てない。
しかし、レギュラーや控えとの間では、勝利に対する気持ちに温度差ができやすく、部員が多いチームでは難しい課題となっている。
そんな問題を解消し、県勢初の夏の甲子園優勝へと導いたのは、花咲徳栄を指揮する岩井隆監督である。
岩井監督は、選手たちの力を引き出すために、従来の指導方針を改めた二つのスタイルを取り入れた。
一つ目は、必要以上に叱ることや指示をすることをやめ、アドバイスを中心とした気づかせ役に徹したことだ。
細部まで細かく教えるのではなく、やる気や能力を引き出す方針へ変えたことで、選手たちの伸び率は格段に加速した。
二つ目は、学年やレギュラーに関係なく全員で取り組ませる、チームプレーを意識させたことだ。
上手い選手だけを鍛えるのではなく、全員で同じ練習を乗り越えさせたり私生活から団結させ、一体感という武器を手に入れさせたのだ。
その結果、一球に全員が高い意識を持つようになり、チームは全国常連となるだけでなく、日本一の称号も掴み取ったのであった。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東北高校 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 済美 県岐阜商 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 西谷浩一監督 静岡 駒大苫小牧 高嶋仁監督 高松商業 高校野球 龍谷大平安
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