3季連続で甲子園の決勝に進み、東北勢の悲願に「あと一歩」の所まで近づいた、青森県の八戸学院光星。
チームを2010年から指揮しているのは、U18(高校日本代表)のコーチも務めている、仲井宗基監督である。
仲井監督は、雪国の最大の敵である、冬場に外で練習が出来ない環境にも言い訳にせず、工夫を凝らし練習を行っている。
2014年に室内練習場が完成するまでは体育館で基礎練習をしたり、海岸を走り下半身や体力を鍛えたり、雪かきをトレーニングにするなど、逆境をも味方にして、選手を鍛え上げている。
近年は、室内練習場でのバッティングやトレーニングが可能となったことで、よりレベルの高い練習を目指している。
しかし、漠然と数をこなして「量」に拘るのではなく、気持ちを入れた意味のある練習を意識するように伝え、練習の「質」が低下しないようにサポートも行っている。
そして、全国各地から集まってきた選手たちの「絆」を深めるためにも、オフシーズンには、レギュラーや控え選手に関係なく、全員同じメニューに取り組ませている。
質と志の高い練習を全員で取り組むことで、チームの「一体感」が一層強まり、より強い組織に成長し、全国の舞台でも躍進し続けられるのだろう。
「「漠然ではなく本気の練習をしなければいけない」/ 八戸学院光星 仲井宗基監督」への1件のフィードバック