「選手も失敗しようと思って失敗しているわけではない」/ 関東一 米澤貴光監督

試合中はもちろん、練習中にも一切怒鳴らない指導で、低迷しつつあった関東一高を復活させた、米澤貴光監督

高校野球の強豪校では、選手のミスに対して怒鳴ったり、厳しい言葉を浴びせる指導で、監督の考えを選手が実行するスタンスが長い間主流であり、現在も多くの高校がこの指導法を続けている。

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そんな中、米澤監督は、怒っている所を見たことがないと称されるほど、指導に怒るという要素を入れずに、グラウンドに立ち続けている。

センバツ大会準優勝を記録している名門校の監督ではあるが、肩書きを威張ったり、 偉そうに選手と接することもせずに、「気づかせ役」という裏方に徹しているのだ。 

就任当初は、教育の一環であり、勝負事である以上、ある程度怒るとこは必要ではあると考え、猛練習や厳しい指導で選手たちを鍛えていた。

しかし、この指導スタイルでは、甲子園や勝利という目標のために動くのではなく、監督に怒られないために練習や努力に励むといった、選手が自分の意志で動けていないかった。

そんな受け身の状態では、成長もせず結果も出ないということを学び、怒鳴って無理矢理選手を指導するのではなく、怒鳴らずに選手を動かす現在の指導に至ったのだ。

そのため、日々の練習では、技術のミスや結果に対しては叱ることはせず、アプローチの仕方や考え方が間違っている場合にのみに、アドバイスのような指導を行い、次に繋がるようにしている。

大声で怒鳴って選手のやる気をへし折るのではなく、行動の正誤を問いかけて、修正の手伝いを行うようになったことで、チームの成長の速度は加速していった。

2010年代に入ってからは、甲子園に出場するだけでなく、上位進出の常連ともなりつつある、関東一高が、全国制覇を成し遂げる日は近そうだ。

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