「個人プレイではなくチームのために貢献する」/ 駒大苫小牧 糸屋義典選手

2004年の夏の甲子園で、大会記録を更新するチーム打率.448を残し、北海道勢初の全国制覇を成し遂げた、駒大苫小牧高校。

当時、チームの正捕手を務めていたのは、好リードと大会通算20打数14安打という驚異的な数字で優勝に大きく貢献した、糸屋義典選手である。

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糸屋選手は、小学1年時から野球を始めると、能力の高さが評価され、捕手だけでなく、投手や内野などの様々なポジションをこなしていた。

中学進学後は本格的に捕手に専念し、駒大苫小牧進学後も強肩と、相手の裏をかくリードを武器に、下級生時からレギュラーとなった。

2年の夏の甲子園では、本気で全国制覇を目指すも、初戦で、大量リードしながらも、降雨ノーゲームとなり、翌日行われた再試合では、敗れるという、悔しい結果に終わった。

そんな経験から、先輩たちのリベンジを果たすことを誓い、雪の積もる冬場にも外で練習を行うなど、個人の成長ではなく、チームのプラスになることは、片っ端から取り組んだ。

迎えた最後の夏は、チームの歴史を塗り替える甲子園初勝利を挙げ、前年のリベンジを見事果たすと、勢いそのままに決勝まで勝ち進んだ。

打撃戦となった決勝では、本塁打を含む4安打を放つ活躍で、チームの全国制覇に大きく貢献し、有終の美を飾ったのであった。

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