「いっぱい失敗したほうが成長すると思います」/ 熊本工業 荒木雅博選手

2年連続の出場となった、1995年のセンバツ16強進出を果たした、熊本工業高校。 

当時、チームの遊撃手を務めていたのは、俊足と鉄壁の守備で注目を集め、全日本選抜候補にも選ばれた、荒木雅博選手である。

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荒木選手は、小学生時代はソフトボールが中心で、本格的に野球を始めたのは、中学入学後であったものの、3年時にはチームの中心選手となり、主将も担っていた。

高校進学時には、憧れの熊本工業を希望するも、推薦ではなく一般生として進学するため、受験勉強に必死に取り組み、合格を掴み取った。

念願の熊本工業に入学すると、片道13キロの自転車通学や、厳しいレギュラー争いにも弱音を吐くことなく、全力を尽くしたことで、下級生の間から試合に出場するようになっていった。

また、得意としていた走塁や守備にも過信することなく、更なる上達を目指し、時間や場所を見つけては、自主練習に励んでいた。

そして、2年時のセンバツで甲子園に出場したことと、全日本選抜の候補に挙げられたことをきっかけに、他校の全国レベルの選手たちから刺激を受け、チームメイトも驚くほどの努力を重ねていった。

迎えた、3年のセンバツでは前年の初戦敗退のリベンジを見事果たし、チームの16強進出に大きく貢献したのであった。

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