2013年の夏の甲子園で、派手さこそないものの我慢強く試合を進め、ワンチャンスをものにし、ロースコアの試合を制し、全国の頂点に立った前橋育英高校。
そんなチームを作り上げたのは、選手時代に日大藤沢のエースとして活躍し、社会人野球で13年プレーした経験を持つ、荒井直樹監督である。
荒井監督は、寮生活や基礎練習のキャッチボールなどの誰にでもできる当たり前を当たり前にする、「凡事徹底」をスローガンに掲げ、チーム作りを行ってる。
選手たちには、相手を圧倒する力やオーラを求めず、「平坊の積み重ねこそ強さ」という独自の指導方針を確立し、当たり前の徹底に力を入れている。
また、チームの課題はチームにあるとして、他校と比較をしたり、強豪を必要以上に参考にしたりせず、身近にある、見逃しつつあるヒントを探すために、ひたすら、チーム内でコミュニケーションを取るように指導している。
コミュニケーションでは、選手たちの自立がだけでなく、信頼関係が築くこともでき、チーム力の強化にもつながっている。
また、日頃からコミュニケーションをとることで、試合中も自然と声かけができるようにもなっていった。
凡事徹底とコミュニケーションを積極的に行うことが、前橋育英の強さなのだろう。
「「チームが強くなるヒントって、結局は、自分のチームの中にある」/ 前橋育英 荒井直樹監督」への1件のフィードバック