人の行動を支えるモチベーションには、憧れや好奇心といった主体的なものもあれば、見返りを貰うことを目的とした受け身のものも存在している。
もちろん、全てのことに前向きには慣れないため、苦手なことや嫌なことに取り組む上では、後者をエネルギーにすることは決して間違ったことではない。
しかし、何かしらの対価が手に入らないということを判断材料にして、取り組むことをやめたり行動を制限してしまっては、成果や成長は手に入れられない。
そんな考えから盛岡大附属を指揮している関口清治監督は、環境に左右されることなく努力ができるような人間になることを求め指導をしている。
高校野球では地区大会を勝ち上がれば、甲子園という憧れの地への出場を果たせるため、それを原動力に、選手たちは日々厳しい練習や辛い努力に励んでいる。
だが、人生では見返りやご褒美が用意されていなくても、頑張らなければならない時や取り組まなければならない場面があるとして、関口監督は対価を求めない癖をつけるよう伝えている。
そのため、野球の結果や技術の成長といった目標だけに着目するのではなく、野球を通してどのようなことを学ぶのかを3年間の目的にチーム作りを行っている。
何かを得るためにする受け身の努力ではなく、頑張ることの素晴らしさや大切さを学ぶ主体的な努力を続ける盛岡大附属の選手たちは、野球だけでなく人生の勝利者にもなるだろう。
↓関口清治監督の記事はこちら↓
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」/ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」/ 九州国際大付 楠城徹監督
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「「ご褒美や見返りがなくても一生懸命頑張れる人間になろう」/ 盛岡大附 関口清治監督」への1件のフィードバック