初めてのことや不得意なことであっても、回数を重ねていくと、ある程度の領域までは、できるようになったと感じる。
しかし、「できた」という感覚の多くは、「上達」を意味するものではなく、「慣れ」を示すものである。
そのため、時間が経った際に振り返ると、思った以上にレベルアップできていないケースが多い。
力をつけたいのであれば、今の自分に何が足りないかや、何が必要なのかを、常に考えて行動しなければならない。
そんな考えから、大崎高校を指揮している清水央彦監督は、現状に満足させず、伸ばせる部分はとことん伸ばす指導を心がけている。
清水監督は、甲子園優勝チームを指導していた実績を持っていたが、就任した大崎高校は、県内ですら無名の存在であり、部員集めからのスタートであった。
当初は、選手たちが着いてこなければ意味がないと考え、高いレベルは求めなかったが、簡単なことばかりを繰り返していても、試合での結果には結びつかないことを学び、スタンスを変更した。
もちろん、基礎基本を疎かにすることはしないが、勝つために必要なスキルから順番に、身につけさせ、満足ではなく多少の不安を持たせ、自発的に努力に励むようにした。
その結果、チームは県内有数の強豪校へと上り詰めると、悲願の甲子園出場も果たしたのであった。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 拓大紅陵 敦賀気比 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 沖縄尚学 済美 県岐阜商 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
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- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
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