1980年代を中心に、甲子園で圧倒的な強さを見せ、最強とも称された、大阪の名門、PL学園。
春夏連覇にセンバツ大会の連覇などの数々の記録に加え、記憶に残るようなスター選手も多数輩出し、高校野球界の頂点に君臨した。
そんなPL学園の黄金期を指揮していたのは、甲子園通算58勝を挙げている名将、中村順司監督である。
中村監督は、チームが甲子園の常連校としての地位を確立しはじめた際に就任した。
そのため、周囲からは甲子園出場だけでなく、全国制覇も期待されるなど、常にプレッシャーと隣り合わせであった。
しかし、そうした自らの事情を口にすることなく、選手たちに接し、感情的に叱るようなことはしなかった。
また、野球だけの人を育てないように、寮や学校生活を通して、人間的に成長させることにも力を入れていた。
その結果、選手たちは、高い人間性を武器に、のびのびとプレーをすることができ、好成績を残せたのであった。
野球人としても人としてもレベルの高い選手たちを、最大限に引き出す中村監督の指導が、PL学園の強さを支えていたのだろう。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 済美 県岐阜商 箕島 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 近江 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
- 「比べるのはあくまで自分自身」/ 土浦日大 小菅勲監督
- 「勝つことよりも大切なことがある」/ 弘前学院聖愛 原田一範監督
- 「努力しているか、していないのかは周りの人が思うこと」/ おかやま山陽 堤尚彦監督
- 「エースやレギュラーは野球だけでなく、学校生活もきちんとして、信用される人間でなければならない」/ 松山商業 一色俊作監督
- 「目の前の結果にこだわりすぎてはいけない」/ 神村学園 小田大介監督