「敵は自分たちだと思い、自分たちの野球をやりたい」/ 作新学院 添田真聖選手

2017年の夏の、前年の全国覇者としての重圧を跳ね除け、栃木県大会を制して甲子園出場を果たした作新学院

当時、チームの主将として甲子園出場に大きく貢献したのは、前年の夏にもベンチ入りメンバーとして夏の優勝を経験していた、添田真聖選手である。

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添田選手は、全国で最も遅い新体制のスタートとなったチームの主将に任命されると、夏春連覇の期待やプレッシャーにも臆することなく、リーダーシップを発揮し、秋の関東大会優勝へと導いた。

しかし、全国トップレベルのチームが集う神宮大会では初戦で敗れ、チームの課題や前チームの勢いだけでは、全国では勝てないということを痛感し、基礎や基本を徹底することを目指していった。

冬場には、作新学院の伝統の練習メニューである、「水道山」と称される、130段にも及ぶ階段を駆け上がるトレーニングなどを筆頭に、心身共に鍛え上げていった。

また、下級生の悩みやトラブルに対しても、頭ごなしに否定をしたり怒鳴らず、相談に応じて励ますなど、小さなことにも気配りをし、チーム力を高めていった。

迎えたセンバツでは、選手宣誓の大役も務めながら、16強に進出を果たすと、続く夏の大会では、チーム最高打率の5割6分5厘を記録し、チームを県大会7連覇で甲子園出場へと導いた。

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