「甲子園は目標だったが、そのためだけに野球をしてきたわけじゃない」/ 聖光学院 内山連希選手

2020年の夏の代替大会を制し、見事夏の県大会14連覇を達成し、続く東北大会でも優勝を成し遂げた、福島県の聖光学院高校。

当時、主将を務めていたのは、東北大会準決勝のサヨナラ安打を筆頭に勝負強い打撃でもチームを引っ張っていた、内山連希選手である。

内山選手は、4歳から野球を始めるとリトルシニアで活躍していたこともあり、甲子園を目指すために親元を離れ聖光学院への進学を決意した。

入学当初は、夏の県大会11連覇中のチームということもあり、レベルの高さに圧倒されたものの、地道な努力を続け、2年の秋には主将を任される存在となった。

しかし、新チーム最初の公式戦である秋の県大会では初戦敗退を喫し、周囲からはチームの夏の連勝記録のストップに対する不安の声が寄せられるなど、プレッシャーを背負うこととなった。

更に、異例の春季大会及び夏の甲子園も中止となるなど、普通に練習することさえできなくなるといった試練にも直面し、内山選手もチームも動揺を隠せなかった。

それでも、代替大会の開催によって野球ができることへの感謝の気持ちや喜びをモチベーションにチームもまとめ上げ、ナインそれぞれが目指す心の甲子園へ引っ張ることに励んだ。

そんな志が実を結び、代替大会では県の優勝にバットで貢献しチームの夏の連勝記録を継承したことに加え、東北地区大会の優勝へも導いたのであった。

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