「ミスは出ると思うけど、いかになくすかが大事」/ 仙台育英 田中祥都選手

2019年の秋の県大会と東北大会を制し、翌年の夏の県大会でも優勝を遂げ東北大会では準優勝を果たすなどの成績を残した仙台育英高校。

当時、俊足好打のリードオフマンとしてプレーでチームを引っ張る傍ら、主将として背中でもチームを支えていたのは、田中祥都選手である。

田中選手は、小中学生時代はいずれも軟式野球でプレーしていたが、夢の甲子園出場を実現するために強豪の仙台育英へと、地元の兵庫県を離れ進学することとなった。

入学当初は慣れない寮生活に苦戦をしたり、全国レベルの技術を誇る先輩や同級生に圧倒されていたが、ミスや苦手を少しずつ減らすなど地道な努力で2年の秋にはレギュラーの座を掴んだ。

また、同時に主将という大役も任されたことで責任感が芽生え、新チーム初の大会となる秋は攻守に活躍を見せ、県大会と東北大会の優勝に貢献したのであった。

しかし、コロナ禍によって翌年のセンバツや最後の夏が中止となったことに加え、部活の休止や寮生は帰省を余儀なくされるなど、異例の事態が続いていた。

そんな中でも、主将としてオンラインミーティングでチームの結束力を維持したり、個人練習で更なる力を身につけるなど、できる限りのことに取り組んだ。

迎えた最後の夏の県の代替大会では、1番打者として打率.474を記録し優勝に貢献すると、続く東北大会でも準優勝へとチームを導いたのであった。

仙台育英の記事はこちら。

【関連】須江航監督の記事はこちら。

【関連】上林誠知選手の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です