「生活でもきちんとやるべきことをやると、野球にもいい影響がすごく出てくる」/ 福岡大大濠 古賀悠斗選手

2017年のセンバツに、前年の九州王者として出場し、2回戦では引き分け再試合を制して、8強に進出を果たした福岡大大濠高校。

当時正捕手を務め、高校通算52本塁打の打撃と共にチームを引っ張っていたのが、古賀悠斗選手である。

古賀選手は、中学時代は投手を務めていたものの、高校進学後は打撃を期待され野手に転向し、1年夏はサードとして試合に出場していた。

しかし、1年時から即試合に出場していたことで、他の同級生が入学後から行っていた基礎体力を強化するメニューに参加できず、スタミナやパワーの面での課題が多く、中々状態を上げれずにいた。

また、慣れない長距離の通学や朝練に伴う早起きなどの、高校生活への対応にも苦戦を強いられていた。

それでも、冬場の期間に他の部員に追いつくために自主練なども含めた地道なトレーニングを重ね、徐々に力をつけていった。

そして、2年夏から急遽スタートした捕手でも、反復練習を徹底して行い、最初の大会となった秋には、強肩強打で九州を制する立役者となった。

迎えた、センバツ大会でも攻守に渡る活躍を見せ、チームの8強進出に貢献すると、その年のU18にも選出されたのであった。