「フォアボールが増えた分は、相手が自分を認めてくれた証」/ 智弁学園 岡本和真選手

2014年の甲子園に春夏連続で出場を果たした、センバツではベスト16に進出した、奈良県の智弁学園高校。

そんなチームで4番打者として高校通算73本塁打を記録し、甲子園でも本塁打を放つ活躍でチームを支えていたのが、岡本和真選手である。

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岡本選手は、小学生時代から憧れていた地元の強豪である智弁学園に進学すると、1年春からベンチ入りし、注目を集めていた。

豪快な本塁打を周囲から期待される中でも、自身の打撃スタイルである「逆方向への強い打球を打つこと」徹底していた。

その結果、高校通算本塁打の約半数が逆方向への本塁打となり、大振りをして変化球に体勢を崩されることもなくなっていった。

その一方で、相手バッテリーから警戒されることが増えていき、敬遠や厳しいコースを追求した四球で、打たせてもらえない状態が続き、フラストレーションが溜まり試合中にイラついた態度に出ることもあった。

しかし、「フォアボールの増加は強打者の証拠」とプラスに考え、出塁時に笑顔を意識し、チームのチャンスメイクに貢献することにもやりがいを感じるようになっていった。

打撃だけでなく、メンタル面の成長も遂げた岡本選手は、3年春の甲子園初戦で1試合2本塁打の放つ活躍で、チームの勝利にもたらしたのであった。

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