「練習試合は負けてもいい」/ 智弁学園 小坂将商監督

半世紀近く「奈良県の2強」として、天理高校と県を引っ張っている、名門智弁学園高校。

甲子園の常連校であり、甲子園最多勝利の記録を持つ、高嶋仁監督智弁和歌山前監督)が最初に指揮を執っていた学校としても有名である。

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甲子園では、4強の壁に阻まれていたが、2016年のセンバツで初の決勝進出を決め、勢いそのままにサヨナラで勝ちで初優勝を成し遂げた。

そんなチームを指揮するのは智弁学園のOBでもあり、甲子園出場経験や第一線でのプレー経験もある小坂将商監督である。

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小坂監督は、就任当時は「スパルタ式」の指導で厳しく選手たちを鍛え上げていたが、時代と共に変わりつつある生徒のメンタル面を考慮し、頭ごなしに怒るのをやめた。

怒られ慣れしていない近年の選手たちには、アドバイスやサポートなど、コミュニケーションを軸として「野球を楽しませる」ことを意識して指導している。

甘やかしては育たないため、時には怒ったり、叱ったりすることもあるが、選手の心の声に耳を傾けることを忘れないのが、小坂監督流である。

また、人見知りではあるが、選手たち全員の誕生日を把握したり、ときに冗談を言ったりと、監督と選手の距離感も大切に接している。

そして、公式戦への「心の準備」にも細かく注意を払っている。

かつては練習試合で「勝ち負け」ばかりを意識していたが、連勝することで「過信」が生まれたり、負けることで「自信」をなくすなど、メンタル面の影響が大きいことから、最近では、「勝敗」に拘ることも控えている。

そのため、練習試合では「結果」より「内容」を意識させ、反省点を見つけることを目的としていることもある。

指導の仕方やチーム作り、練習試合での意識など、様々な面で選手のメンタルを第一に考えることで、学校史上初の全国制覇を成し遂げることができたのだろう。

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