「最後くらい開き直って楽しくやろう」/ 東邦 藤嶋健人選手

2016年の夏の甲子園の2回戦で、9回裏に5点を挙げサヨナラ勝ちで勝利し、球史に残る名勝負を繰り広げた、愛知県の東邦高校。

当時、チームのエースで4番で主将という大役を務めていたのが、藤嶋健人選手である。

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藤嶋選手は、1年夏からベンチ入りを果たすと、甲子園では140キロを超える速球と、投球後の雄叫びで、全国から注目を集める存在となった。

東邦OBで、1年時に甲子園で準優勝を果たした坂本佳一選手の愛称「バンビ」の再来を予感したファンからは、「バンビ2世」と称され、期待値は世代でトップであった。

しかし、注目や期待はプレッシャーとなり、相手チームからは徹底した研究でマークされ、2年時には春夏甲子園出場を逃した。

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そんな悔しさから、新たな変化球を取得し、秋の東海大会の王者になると、神宮大会では、初戦で、4番として2本塁打を放つなど、投打に渡って活躍を見せた。

優勝候補」として挑んだセンバツでは2回戦で敗れ、夏の甲子園でもベスト16で敗退し、下馬評通りの成績は残せなかった。

それでも、打者として14打数8安打8打点の成績を残し、チームの逆転劇を声で支えるなど、主将としての役割を果たし、記録と記憶に残し甲子園を去った。

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