「マイナスの雰囲気を出して悩んでやるより、無我夢中になって楽しくやったほうが絶対にいい」/ 常葉大菊川 奈良間大己選手

2018年の夏の甲子園で、「ノーサイン野球」を武器に16強まで勝ち進んだ、静岡県の常葉大菊川高校。

当時、チームの主将を務めていたのは、静岡県大会で8割超える驚異的な打率を残し、甲子園でも攻守にわたる活躍を見せていた、奈良間大己選手である。

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奈良間選手は、小学1年時から野球を始めると、常葉大菊川に入学後は、1年秋から3番遊撃手として試合に出場するようになり、2年秋からは主将となった。

新チームでは、能力の高い選手が多く、県や地区からは優勝候補として注目され、主将を務める奈良間選手にも期待が寄せられていた。

しかし、臨んだ秋の大会では、後一歩のところでセンバツを逃し、続く春の大会では、県大会で敗れるなど、思うよな結果が残せずにいた。

チームも自身も不調に苦しみ、控え選手からは厳しい言葉をかけられるなど、夏の直前にバラバラになり、崩壊の危機まで訪れた。

そこで、チームメイトで話し合い、挑戦者として臨むことや、仲間を信じることを意識し、最後の夏を全員で楽しむことを目指し挑むこととなった。

どん底から復活を遂げたチームは、全国の16強まで勝ち進み、奈良間選手も地方大会8割を超える打率、甲子園で本塁打を放つなどの活躍を見せ、日本代表にも選出されたのであった。

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