どれだけ科学が発達しても、情報化社会が加速しても、スポーツをするのが人間である以上、その人が持つ力以上の結果は出ない。
それは、技術的な面だけでなく、人間性にも共通しており、人としていい加減であれば、スポーツの結果も中途半端となる。
しかし、日々の練習やトレーニングでは、ついつい、スキルやスペックを伸ばすことに時間を割いてしまう。
そのため、指導者という立場の者は、人間力を鍛えることの重要性を口説き、実践させることが求められている。
そうした事情を踏まえ、富島高校を指揮している浜田登監督は、人間教育に拘っている。
浜田監督は、長年の高校野球の指導経験から、人間性に問題があれば、大事な場面で必ずミスをすることを学んだため、野球にばかり指導の時間を割かない。
時間厳守や諸事徹底、挨拶などの礼儀作法にも、できていなければ、口酸っぱく指摘をしている。
中でも、ごみ拾いには、行動そのものだけでなく、視野を広くしたり気づきを増やす効果などもあるため、大会期間中でも実施している。
小手先のものにとらわれたり、小さなことを疎かにせず、根本となる人間性から真摯に鍛える富島高校は、更なる飛躍を遂げるだろう。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 済美 県岐阜商 箕島 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 近江 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
- 「本気の練習をしていけば、結果はおのずと付いてくる」/ 日大山形 荒木準也監督
- 「監督も苦しいつらい中で仕事をしているからこそ、子供たちも『先生』と心から呼んでくれるんです」/大阪偕星学園 山本晳監督
- 「選手を責めるのではなく、エラーする指導をしたというふうに考えないといけない」/ 大垣日大 阪口慶三監督
- 「比べるのはあくまで自分自身」/ 土浦日大 小菅勲監督
- 「勝つことよりも大切なことがある」/ 弘前学院聖愛 原田一範監督