「もっと選手が自立して物事を考え、状況判断し、行動に移さなければいけない」/ 中越 本田仁哉監督

県や地区大会の上位進出常連校で、夏の甲子園には10回を超える出場を記録している、新潟県の中越高校。

そんなチームを、2000年からコーチとして指導し、03年からは指揮を執っているのが、静岡高校OBの本田仁哉監督である。

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本田監督は、監督就任1年目から甲子園出場へ導くと、その後もコンスタントに甲子園出場するチームを育て上げている。

しかし、出場した夏の甲子園はいずれも初戦敗退であり、直近3大会はいずれもサヨナラ負けを喫するなど、苦戦が強いられている。

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そこで、本田監督はグランド内だけでチームを育てるのではなく、日常生活からも野球を意識させるために、野球ノートに取り組むように指導している。

高校野球では、1人1冊の野球ノートを毎日書くチームが多いが、中越ではチーム全体、ポジション別、学年ごとに1冊ずつ作り、合計12冊を全員で当番制にして記入している。

このスタイルでは、野球への意識を高めるだけでなく、チーム内の学年の壁がなくなり、団結力が高まったり、全員の意見や考え方を把握できるなどの複数のメリットが存在し、チーム単位で成長できるのだ。

野球ノートの導入で少しずつチームに良い変化が現れ始めている中越が、甲子園で久しぶりの勝利の校歌を歌う日は近そうだ。 

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